トップページに戻る
中ア 正沢川本谷
コースタイム
2日 曇り後雨
コガラ駐車場(6:12)~入渓点(7:00~7:30)~稜線(16:40)~駒ケ岳頂上山荘(18:40)テント泊り
3日 曇り時々雨
テンバ(6:45)~駒ケ岳頂上(7:00)~玉ノ窪小屋(7:43)~8合目(9:00)~7合目避難小屋(10:05)~5合目(11:15)~4合目(12:10)~林道終点(12:30)~コガラ駐車場(13:10)
木曽福島の沢登りでは、3年前に正沢川の支流である細尾沢を登ったことがある。今回、正沢川本流を詰めて木曽駒ケ岳でテント泊をし、福島Bコースを下山する計画をたてた。
正沢川というと、細尾沢や幸ノ川が有名で、正沢川本谷はあまり登られていないようだ。ガイドブックには、滝もなく、初級者向けの沢だとある。
正沢川に入渓すると、大岩の間をエメラルドグリーンの豊かな水が流れていた。岩の間を縫ったり巻いたりして細尾沢の出会いを過ぎると、ナメが現れ、快適な遡行となる。この沢で唯一の35mの滝の高巻きはザイルを出す。沢沿いにはお花畑が広がっていた。
本流を忠実に詰めると砂礫のザレ場となった。足が滑らない前に次の足を出す。これが過ぎると、いよいよハイマツの藪漕ぎとなった。網の目のようなハイマツの枝が、分けても分けても覆い被さって来る。やっと稜線に出たが、Mにとっては体力の限界だったようだ。詰め上がった登山道は「聖職の碑」近くだった。
沢装備を仕舞い、駒ケ岳頂上山荘のテント場まで先を急いだ。暗くなる寸前にテント場に着いたが、山荘は閉まっていた。ビールが買えない!ビールを購入するつもりで此処まで頑張ったのにと、二人でガックリして力が抜けた。テントを張っていると雨が降り出し、夜は雷雨となった。
翌日、下山中は雨が降ったり止んだりのお天気だった。トウヤクリンドウ、ウサギギク、トリカブト、コバイケイソウの花々を写真に撮りながら、のんびりと下山する。帰りに、木曽駒天神温泉「清雲荘」に入ったが、山の温泉という風情で良い温泉だった。

駐車場を出発

エメラルドグリーンの豊かな流れ

快適なナメ

ドンドン登る

ナメは続くよ何処までも

大滝

稜線に出る

木曽駒ヶ岳山頂

下山途中でコマクサ!
|