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戸隠山
梅雨の合間をぬって、戸隠山に登る。所属山岳会の男性二人との久々の山行である。連続する鎖場と「蟻ノ塔渡」という難所があるとのこと。期待と不安が入り混じる。
奥社までの参道は、杉の木立が見事だ。あっという間に奥社に着き、参拝をして登山道へ向かう。行き成りの急登で大汗を掻きながらも淡々と登る。
五十間長屋、百間長屋を過ぎて、岩室の様な西窟の直ぐ先は、ごく最近落ちたと思われる土石が登山道に堆積していた。「誰が先に行く~?」とお互いに顔を見合わせたが、そりゃ~リーダーが先頭でしょうということで、私は2番目に慎重に通過した。
後は鎖場の連続。手を掛けた岩が動いたり、滑りやすい石もあるが、サクサクと登りきり、いよいよ「蟻ノ塔渡」に着いた。「ヒャ~!」と嬉しい雄叫びを上げてリーダーはさっさと通過。私は、50センチ位の細尾根をしゃがんで通過する。20センチ位の細さの所は跨いでズリズリと通過した。リーダーがカメラを構えるので、怖いけれどピースのポーズで笑顔を作っていたら、本当に愉快な気分になった。
今日のハイライトは終わり、戸隠山山頂、九頭龍山を経て一不動避難小屋へ。途中にはハクサンチドリやハクサンフウロ、シラネアオイやツマトリソウ、ゴゼンタチバナなどの花が咲いていていた。ただ、猿の糞が数メートル間隔に落ちていて、うっかり踏まないようにと気を使う。
避難小屋からは沢沿いの道を急降下だ。途中に鎖場もあり、「最後まで楽しませてくれるね」などと言いながら、休み無しで戸隠牧場まで下りた。

立派な杉並木

戸隠山

余裕のリーダー

振り返ると

下山

お疲れ様~
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