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爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳
前夜、扇沢駐車場で車中泊し、早朝の日差しの中を登り始める。八ッ見ベンチ先の斜面から南尾根に取り付く。
視界が開けた稜線からの眺めには圧倒された。白く険しい剣の姿は、他の追随を許さない存在感である。
爺ヶ岳南峰には昼前に到着する。尾根通しで中峰に登り、写真を撮ってから登ってきた道を引き返し、あらためて夏道から中峰と北峰を越えた。
踏み跡が薄く、中峰のトラバースは滑落しないように注意して歩く。冷池山荘が見えてからも結構距離が有り、小屋に到着するまでが長く感じた。山荘のテント場は、近くの斜面であった。小一時間ほどかけて斜面を整地しテントを張る。
翌日、鹿島槍ヶ岳を目指す。2時間ほどで山頂を踏み、テントを畳んで往路を戻る。
爺ヶ岳の北峰と中峰のトラバースは、踏み跡が前日よりもしっかり付いていて容易であった。ジャンクションピーク手前にテントが二つ設営されていた。下山できる時間であったが、予定通り、ここにもう一泊することにした。槍と穂高が見える快適なテンバであった。
最終日も快晴。今日は行動時間が短い。のんびりと朝を過ごしテンバを後にする。初日より雪の少なくなった道を下りていると、次々と登山者が登ってきた。扇沢の駐車場に着くと、駐車場はほぼ満車状態であった。
コースタイム
30日
扇沢駐車場(5:35)〜登山口(5:50)〜八ッ見ベンチ(6:35)〜ジャンクションピーク(9:55)〜爺ヶ岳南峰(11:50)〜中峰(12:35)〜冷池山荘(15:25)テント泊
1日
テンバ(5:55)〜鹿島槍ヶ岳(8:10)〜テンバ(10:10〜11:00)〜爺ヶ岳南峰(13:05)〜ジャンクションピークの上(14:20)テント泊
2日 テンバ(6:55)〜八ッ見ベンチ(9:15)〜登山口(9:55)〜扇沢駐車場(10:15)

剣岳

爺ヶ岳で

冷池山荘

鹿島槍山頂

下山

眺めの良いテンバ
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